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トリニータ復活に役人的発想は要らない [Jリーグの問題点]

 トリニータに関する大分県の動きを見ていると、お役人臭さがただよってくる。「貧乏くじ」は引きたくない。リスクはなるべく負わない方向で、上(この場合はJリーグか?)の顔色をうかがいながら、無難な線ばかりをさぐる。普段から役所ではよく見かける光景だ。そんな予感通りにならなければいいのだが。
 溝畑宏という人物がすごかったところは、元役人でありながら、この正反対をいったところだろう。「何もかも溝畑が悪い」ということにされることによって、大分トリニータと大分県が「ジリ貧」状態に陥っていくのではないかと心配している。

 思えば、これまで大分トリニータは大分県と大分出身者の「夢」であり、活力の象徴であった。(チームがなくなったわけではないとはいえ、)これを失うことによる大分県の損失は、経済効果に換算しても、Jリーグからの借金額をはるかに上回るだろう。

 Jリーグから金を借りるのではなく、大分県から融資を受けることはできたのではないのだろうか。Jリーグから借りたにしろ、当然のことながら厳しく取り立てられるわけで、それと同じくらいの厳格さをもって融資するのなら県民の理解は得られただろう。「経営計画」にしても、Jリーグからの融資の場合、基金の安全な回収という観点で審査されるが、大分県からの融資だったら、「トリニータの再建」を目的とした融資になる。Jリーグから借りるのでなければ、「借金返さないうちはJ1昇格させない」などというトリサポにとって「意地悪」な条件はつけられずに済む。「県からの負債を返済して、1年でのJ1復帰を目指すため」というのであれば、サポーターの協力が得られただろうし、選手も残ってくれたのではなかろか。

 とにもかくにも、ポポビッチ・サッカーの完成型をこの目で見ることが出来ないのが何よりも残念でならない。あのサッカーは日本代表が目指すべきサッカーの形だと思うが、それを地方のチームである大分トリニータが実現してしまうと想像しただけで何とスリリングなことだったことか。でも、Jリーグはそれを望まなかった。大分にそれをされては立場がないからだろう。
 むしろ、これを機に何かにつけてJリーグの言うことを聞かないくせに人気があって、メディアの注目を浴びやすい溝畑宏という「目の上のタンコブ」を排除したかった。すべてを溝畑宏のせいにして、終わらせようとする陰謀にまんまと乗せられてはいけないのだが、その心配が現実のものとなりかけている。

 「4年後のJ1復帰を目指す」といっても、サポーターがファミリー層中心で高齢者も多いトリニータの場合、「これじゃ生きてる間にJ1の大分トリニータを二度と見られそうにない」と思う人も多いだろう。こういう状況で、高齢者も含めたサポーターのうち、どれだけが来年の「シーズンパス」を買おうという気になるだろうか。第一、4年後に昇格をめざせるような戦力があるという保証もないし、大分にトリニータがあるかどうかすらわからない。

 一度はナビスコカップで日本一を勝ち得たチームへの誇りとプライドがサポーターと大分県民にはあるだろう。今は「身の丈」に合った経営とか、無難な経営を目指すだけではなく、多少の無理をしてでも、リスクを負ってでもこのチームを守りたいと多くの人が思えるような思い切った経営が大分にとっては必要だと思うのだが。

 チームを強くするため溝畑元社長は相当な無理をしていたようで。結果的にこれでトリニータが好成績を残していれば、「大胆な強化策」と高く評価されていたことだろう。ところが色々な不運が重なってチームは14連敗。経営者が結果責任を問われるのは仕方のないこと。でも、結果を見て批判するのはたやすいことだ。今年まで「身の丈」に合わない「無理」をしてきたのは大分FCばかりではない。サポーターだって、相当な無理をして、大分から国立に2万人がつめかけたのではないだろうか。

 「ここは無理をしてでもトリニータのために一肌脱ぐぞ」とサポーター、県民に思わせるような方針をFCには打ち出して欲しい。
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