So-net無料ブログ作成
検索選択

こんなのが「トリニータ」と呼べるか? [Jリーグの問題点]

 大分トリニータの選手が、Jリーグの意向を受けた「再建案」に愛想をつかして、チームを去ろうととしてる。
ポポビッチのサッカーをもっと追求して、一年でのJ1復帰を誓った選手達が、その道を閉ざされてしまえば、もうこのチームは彼らが愛し、「給料が下がっても残りたい」と願ったチームではなくなっていた。サポーターである自分にとっても、このチームはもはや自分の愛した「大分トリニータ」ではないのではないか?・・・という疑念が湧いてきている。

 超過債務という形で、「無理」な経営の責任を取るため、溝畑社長、皇甫官副社長、原強化部長が辞任されるとのこと。辞任はやむを得ないと思うが、新しくやってくる経営陣は、残念ながらこの三人ほどトリニータに対して愛着をもっていないことだろう。

 大分の地にトップレベルのフットボールチームを根付かせ、躍進させるためには相当な経営的な無理もせざるを得なかったことは想像できる。それも一昨年の4位と同等か、それ以上の成績が残せていれば、果敢な「チャレンジ」として社会は受け止めたことだろう。相次ぐ負傷者、最悪の芝、監督の意思を伝えられない通訳と、不運な条件が重なったこともあってチームは連敗を続けた、連敗がさらに負のスパイラルを生み、とうとう14連敗にまでつながってしまった。

 あえて「無理」をしてきたのは、大分FCの経営陣だけではない。サポーターもまた相当な犠牲を払って、遠いアウェイゲームにも応援に駆けつけてきた。収入の大部分をトリニータの応援につぎ込んでいる人もいる。ナビスコの決勝には、2万人以上の大分県人が、様々な「無理」を押して国立競技場まで駆けつけてきた。そういう犠牲を払うに値するチームであったからだ。

 降格が決まった後も、それぞれのサポーターが「1年でのJ1復帰」を目指して、大分トリニータのために自分に何ができるかを真剣に考えていた。かくいう自分も、来年こそははスポンサーになろうと思っていたし、応援にもできる限りでかけようと心に決めていた。しかし、「再建案」を聞いた途端、その熱は一気に冷めてしまった。多少の「無理」はしても、トリニータのJ1復帰のためにサポーターや県民に協力を求めるような再建案が出てくることを期待していたが、残念ながらその期待は裏切られた。Jリーグの意向を受けて出された「再建案」なるものは、あくまでもJリーグからの借金を返すことを第一目標として立てられたものだった。「経営再建案」は大分トリニータというチームを再建するためではなく、借金をかえすためのFCの経営再建を優先させるものだ。困難な中でも県民が一体となって、J1復帰を目指してチャレンジしている姿勢を全面に出せば、スポンサーもつく可能性がます。しかし、Jリーグが送り込んできた連中の立てた「再建案」はそのような魅力あるチームづくりではなく、選手の年俸など経営規模を縮小して、確実に借金の取り立てをしようとするものだ。

 「健全」な経営? 「身の丈」に合った経営? 確かに大分FCが営利追求を一義とする企業体ならそれは立派なことだろう。だが、自分がスタジアムに足を運ぶのは、経営が健全な企業を「見学」しに行っているわけではない。経営が健全でも、応援し甲斐のないようなチームだったら、もはや我々の「大分トリニータ」と呼ぶに値しない。「4年後のJ1復帰」などと大分県全体に冷水をぶっかけるようなことを言ってきた。

 「再建案」によると、シーズンパスを今より更に大幅に売り出すつもりらしい。本気でJ1復帰を目指す意思を放棄したような会社が売り出す、シーズンパスを買いたいと思うサポーターが増えると思っているのだろうか?自分だったら、絶対に買わない。おそらく今年まで買っていた人でも、来年からは買うのをやめるんじゃないだろうか。どうやら今のJリーグにとって、チケットを買う大分県民は(確実に融資した金を回収するための)単なる消費者、マーケットにしか過ぎないのではなかろうか。

 借りた金を返すのは当たり前だし、何としても返すことだろう。でも、その先に希望の見えない「再建案」は再建案とは私は呼べない。Jリーグの「百年構想」って実態はこういうことだったのか。
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

nice!の受付は締め切りました

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。

×

この広告は1年以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。